NintendoSwitch2のローンチタイトル『マリオカートワールド』に牛が参戦したことに衝撃を受けている方も多いはず。
実は、牛の元ネタは背景やおじゃまキャラとしてシリーズに登場していました。
- マリオカート牛の元ネタはなんのキャラ?
- 初登場から参戦までの歴史
- 名前や設定、なぜ参戦したのか
この記事では、マリオカートの牛の元ネタについて歴史や設定をまとめて解説していきます。
マリオカート牛の元ネタはなんのキャラ?初登場から参戦までの歴史
マリカー新作に牛が出てくるのびっくりして全然内容が頭に入らない pic.twitter.com/xlh6h1B5mT
— イケてたような鹿 (@iketerusika) April 2, 2025
Switch2の新作『マリオカートワールド』で新キャラとして参戦した牛は、背景やおじゃまキャラとしてシリーズに登場していました。
まずは、マリオカートの牛の元ネタはどんなキャラなのか初登場から参戦までの歴史を解説します。
登場年 | 作品名 | ウシの役割 |
---|---|---|
1996年 | マリオカート64 | 背景オブジェクト |
2005年 | マリオカートDS | 背景オブジェクト |
2008年 | マリオカートWii | おじゃまキャラ |
2025年 | マリオカートワールド | プレイアブルキャラ参戦 |
それでは詳しく見ていきましょう。
初登場はマリオカート64
牛が初めてマリオカートシリーズに登場したのは、1996年発売のシリーズ2作目『マリオカート64』の「モ〜モ〜ファーム」でした。
当時のウシは2Dスプライトで描かれていてコースの柵の外に立っているだけの存在、いわば背景オブジェクトという扱いでした。
動くこともなければ、プレイヤーに影響を与えるわけでもなく、「なんかいたな」程度の印象だったんですよね。
でも、あの牧場っぽい空気感と牛のほのぼのとした存在感が妙に記憶に残るんです。
結果的に、シリーズファンの中では「地味に印象に残るキャラ」として語られるようになりました。
DSでも背景
その後『マリオカートDS』でも「モーモーファーム」コースがリメイクされ、牛も同じように登場しました。
この時点でも牛はまだ背景としての扱いで、レースに直接関わる要素はありませんでした。
でも、グラフィックの進化によりウシの姿に少し立体感が出るようになったことで、存在感はほんのり増していきます。
ファンの中には「いつか動くんじゃないか…?」と期待していた人も少なくありません。
Wiiでおじゃまキャラに進化
ウシの立ち位置がガラッと変わったのは、2008年発売の『マリオカートWii』に登場した「モーモーカントリー」コースからです。
この作品ではウシが3Dモデルになり、なんとプレイヤーの走行を妨げる動くおじゃまキャラとして登場するようになりました。
これまでただそこにいるだけだった存在が、ついにレースの障害物に昇格した瞬間です。
レースの1周目ではまだ草地にとどまっていますが、2周目からはコース上をノッシノッシと横断してくるんです。
しかも、うっかりぶつかるとスピンしてタイムロスになるという地味に厄介な存在に…!
鳴き声や動作にもアニメーションがつき、牛がただの背景からキャラクターとして認識されるようになったんですよ。
参戦キャラとして登場
そして、まさかの出来事が起こったのが2025年。
任天堂Switch2のローンチタイトルとして発表された『マリオカートワールド』のトレーラーにて、バイクに乗ってレースする牛が登場したのです。
そう、牛がついにプレイアブルキャラクターとして参戦することになったんです。
ただの背景の一部だった存在からおじゃまキャラになり、ついに操作できる参戦キャラクターまで昇格していきました。
ここまで、マリオカートの牛の元ネタについて初登場から参戦までの歴史をまとめました。
ここからはウシの名前やなぜ参戦したのか気になる情報を深掘りしていきます。
マリオカートの牛の元ネタや名前は?なぜ参戦したのか
マリオカートに参戦した牛の元ネタはずっと背景キャラだったことを解説しました。
ここからは名前や参戦した理由について紹介していきます。
- 名前はウシ
- 設定はブランドキャラ?
- なぜ参戦した?
名前はウシ
マリオカートの牛の名前はそのまま「ウシ」です。
マリオカートシリーズでは基本的にキャラ名にひねりを加えることが多いですが、今回はそのままで攻めてきました。
キャラセレクト画面にも「ウシ」と表示されていて、このシンプルすぎるネーミングもSNSで話題になりました。
牛のデザインは、リアルに存在しそうな牧場の乳牛がモチーフになっています。
ホルスタイン種らしく白黒模様のボディに青い首輪と鈴、そして鼻にはしっかり鼻輪が装着されてます。
どこかの田舎牧場で見かけたことがありそうな、安心感のあるフォルムですよね。
トレーラー映像では、牛が乗ってるラジカセ風のバイクも注目されました。
設定はブランドキャラ?
マリオカートの牛は、この世界で牛乳ブランドのイメージキャラクターのようです。
よく見ると「モーモーカントリー」だけじゃなく、他のコースでも牛は登場していました。
たとえば「キノピオハイウェイ」では、ミルクのロゴが入った大型トラックが走っていたり「MooMooFarm」ロゴ入りの広告看板が設置されていたり。
つまりウシやその関連商品がスポンサー的な存在として扱われてるんです。
なぜ参戦した?
マリオカートのおじゃまキャラだった牛はなぜ参戦したのでしょうか?
開発インタビューによると、きっかけは「デザイナーが描いたウシがトラクターに乗るスケッチ」だったそうです。
これを見たアートディレクターが「これだ!」と直感しウシのレースモデルを試作。思った以上にハマってしまいそのまま実装されることに。
名前もそのまま「ウシ」。特別な設定もなくただの牧場牛。それなのに、マリオやクッパと肩を並べてレースしてるというギャップが最高ですよね。
インタビューの詳細は以下の公式サイトに記載されています。
マリオカートの牛の元ネタ:まとめ
今回は、マリオカートに参戦した牛の元ネタについて解説しました。
- 初登場は『マリオカート64』の背景
- 『Wii』では障害物キャラに進化し存在感が急上昇
- 『マリオカートワールド』でプレイアブルキャラとして参戦
- 参戦理由は開発者による「ウシがバイクに乗る」スケッチから
マリカーシリーズにおける牛は、ただの背景キャラから始まり、徐々に存在感を増、ついにはマリオたちと並んでレースに参加するまでになりました。
今後もウシがどんな新しい姿を見せてくれるのかますます目が離せませんね。