我等友情永久不滅(われらゆうじょうえいきゅうふめつ)の元ネタを解説します。
- 我等友情永久不滅の元ネタはプリクラ
- 平成のギャル文字やヤンキー文化との関係
- 意味や使い方は?
- なぜ再び流行っているのか
この記事では「我等友情永久不滅」の元ネタや平成の若者文化について、令和で再び流行っている理由をまとめました。
我等友情永久不滅の元ネタはプリクラ!平成の若者文化
- 我等友情永久不滅の元ネタはプリクラ文化
- アニメや漫画のセリフではない
- 平成のギャル文字やヤンキー
元ネタはプリクラ文化
「我等友情永久不滅」というフレーズが使われ始めたのは、2000年代前半のプリクラ文化の中でした。
当時のプリクラは、ただの写真機ではなく友達と一緒に盛れる遊び場のような存在で、落書きの時間はまさに友情を表現する大事な場面でした。
そこに定番のように登場していたのが「一生仲仔」や「ズッ友」そして「我等友情永久不滅」というフレーズだったんです。
白抜き文字、ネオンカラーのペン、ハートや星をちりばめた文字装飾でこの言葉が目立つようにデコられていました。
アニメや漫画のセリフではない
「我等友情永久不滅」には、実は明確な元ネタや出典があるわけではないんです。
これは流行語のように誰かが広めたというよりも、当時の若者たちが共通の価値観の中で自然と使い始めた言葉とされています。
「友情=永遠」みたいな価値観が若者の間で広まっていたからこそ、それを言葉にしたものとして自然に浸透したようです。
ちなみにネット上では「我等友情永久不滅成(なり)」のようなアレンジもされています。
平成のギャル文字やヤンキー
この言葉が広まった理由のひとつに、ヤンキーやギャル文字など当時の若者文化があります。
ヤンキーの「愛羅武勇(あいらぶゆう)」「夜露死苦(よろしく)」のような、漢字の当て字スタイルが流行していた中で「我等友情永久不滅」も似たようなノリでした。
そこにギャル文字が加わり誰よりも目立ちたい、仲間との絆はちゃんと伝えたい——そんなエモさをデコ文字にぶつけていた時代です。
「我等友情永久不滅」が流行っていた平成(2000年代)といえば学園ドラマの黄金時代でもありました。
- ごくせん
- ウォーターボーイズ
- 木更津キャッツアイ
など、仲間同士の絆や熱い友情をテーマにした作品が大流行していたんです。
我等友情永久不滅の元ネタや意味は?なぜ流行ってる?
- 我等友情永久不滅の意味や読み方
- なぜ流行ってる?
- YOASOBIのラジオコーナー
意味や読み方
我等友情永久不滅の読み方は「われらゆうじょうえいきゅうふめつ」です。
意味は「私たちの友情は永遠に続く」ということ。
- 我等:私たち
- 友情:友達という関係性
- 永久:終わりがない
- 不滅:消えない
似たような表現で、一生仲仔(いっしょうなかよし)やズッ友などがあります。
ニュアンスは同じですが、「我等友情永久不滅」は、言葉や団結感が強いため特別な場面にピッタリだったんです。
なぜ流行ってる?
平成のプリクラ文化で流行した「我等友情永久不滅」ですが、令和でも再び使われ始めています。
なぜ流行っているのでしょうか?
1つ目は「平成レトロ」が若者の間で注目されていること。
平成初期から中期のファッションや音楽、カルチャーを「エモい」「新鮮」と感じる若者たちが、続々と当時の文化を掘り起こしています。
現在ではプリクラの性能も進化して、美白やデカ目が当たり前になっていますが、わざと平成っぽく撮ることも流行っています。
その中で当時の「ズッ友」「我等友情永久不滅」というフレーズも使われているんです。
YOASOBIのラジオコーナー
2つ目はYOASOBIのラジオで使われていたこと。
「我等友情永久不滅」は、音楽ユニットYOASOBIが担当していた「オールナイトニッポンX」でも使われていました。
番組のコーナー名として「我等友情永久不滅」が使われ、リスナーが平成の思い出を語る時間として人気を集めました。
YOASOBIの2人が世代を超えた青春文化の橋渡し役となり、10代にも浸透していきSNSでも使われるようになりました。
我等友情永久不滅の元ネタや意味:まとめ
我等友情永久不滅の元ネタを解説しました。
- 我等友情永久不滅の元ネタはプリクラ
- アニメや漫画、ドラマのセリフではない
- 平成のギャル文字やヤンキー文化とマッチした
- 意味は「私たちの友情は永遠に続く」
- 令和でもレトロブームやYOASOBIラジオにより浸透している
我等友情永久不滅は平成の若者たちの間で使われた、友達との関係を確認するフレーズでした。