SNSでよく見る「なんか肌汚くない?」というフレーズの元ネタを解説します。
- 元ネタは「おんねこ」作者の婚活漫画
- 本家はどんなシーン?
- コウウラキやポケモンのテラキオンに似てると話題
- 一部で気持ち悪いと炎上した
元ネタの漫画やネットミームとしてバズった理由を深掘りしていきます。
なんか肌汚くないの元ネタはおんねこ作者の婚活漫画
「なんか肌汚くない?」の元ネタは「最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記」という漫画のワンシーンです。
詳しく見ていきましょう。
元ネタは「最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記」
「なんか肌汚くない?」の元ネタは、和々寺らおん先生の漫画「最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記」です。
婚活でなんか肌汚くない?だけでバトル漫画みたいにブチ切れてる人を上手く引用してるの初めて見た。感動した。 pic.twitter.com/RgoUEoEUWo
— ぶちゃちゃ (@mumu188118) July 21, 2024
この作品は2022年ごろに連載が始まり「あしたのヤングジャンプ」などで公開されたあと、電子書籍でも完全版が配信されています。
内容は、モテ力ゼロな主人公「てっく」が婚活に挑むという体験ルポ漫画でリアルな婚活事情が描かれています。
一見地味な作品と思いきや、作中のてっくの言動があまりにも極端で、批判とともに広まりSNSで大きな話題になりました。
とくに問題の「なんか…肌汚くない?」というセリフは、そんな中でも最も強烈なインパクトを残したシーンのひとつです。
「なんか肌汚くない」はどんなシーン?
「なんか肌汚くない?」はどんなシーンで登場したのでしょうか?
舞台は、ごく普通の回転寿司店。主人公「てっく」は婚活でマッチングした女性と初デート中です。
てっくは、軽い潔癖症の気があり相手のちょっとした仕草や身なりに敏感に反応します。
彼はふと女性の肌に視線を向けて「なんか、肌汚くない?」と心の中で思いながら怒りの表情を浮かべるというシーンが描かれました。
その顔は、まるで少年漫画のクライマックスバトルでライバルと対峙したときのような鬼気迫る形相。
目にはギラギラとした怒り、歯をむき出しにして顔面には陰影の効いたタッチが施され、「そこまで怒ることか?」とツッコミたくなるほど。
てっくのこの表情は、のちに「バトル漫画主人公フェイス」としてネット上で様々なパロディに使われていきます。
コウウラキやテラキオンに似てる
「なんか肌汚くない?」の怒り顔が話題になった理由のひとつに、「あの顔、何かに似てる!」という指摘が多かったことがあります。
中でも代表的なのが機動戦士ガンダム0083のコウウラキの怒り顔とも比較され似てるとSNSで盛り上がるきっかけに。
おんねこの作者の婚活漫画で女の肌が汚いだけでコウ・ウラキみたいな顔して怒ってんの狂おしいほど好き pic.twitter.com/c0eAPnmQPu
— J9グウェイ (@j9j9_lov) July 27, 2022
さらにポケモンの「テラキオン」。
なんか肌汚くない?の既視感、テラキオンって言われててめちゃくちゃスッキリした pic.twitter.com/elKcojLmae
— 鷹堕(タカダ) (@takadachandayo) January 3, 2024
あの眉間にしわを寄せて見下ろすような表情が「てっくの怒り顔そっくり」と話題になりました。
この怒っている顔あるあるは、ジャンルを問わず広がって、色んなアニメ・漫画の怒り顔が次々と貼られ、比較される顔面大喜利のような展開になっていきました。
意味や使い方
この「なんか肌汚くない?」のシーンは、パロディにした投稿はTwitter(現X)を中心に拡散されていきました。
婚活漫画のてっくと同じような表情をした画像を添えて「なんか肌汚くない?」といった感じで使われています。
なんか…肌汚くない? pic.twitter.com/ZR4XcMAfoW
— パパ児(3代目) (@cook_kawa3) January 13, 2025
「なに食べよっかな〜」という何気ないツイートに対して、「なんか…肌汚くない?」とリプをつける、みたいな形で使われるようになりました。
なんか肌汚くないの元ネタは?おんねこ作者の婚活漫画が炎上
「なんか肌汚くない」の元ネタになった、婚活漫画の作者について解説します。
この章では、単なるミームの元ネタにとどまらない「婚活日記」の魅力と問題点に切り込んでいきますね。
作者は和々寺らおん
「なんか肌汚くない」の元ネタ漫画の作者、和々寺らおん先生は、X(旧Twitter)を中心に活動する漫画家です。
当初は「おんねこ」といったゆるいキャラクター漫画を投稿し、フォロワーを徐々に増やしていきました。
その後、「最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記」で一躍注目の的に。
代表作は「おんねこ」
らおん先生の代表作には「おんねこ」「ゾンビハートビート」「クールでカッコいい推しは甘えたチャイルド」などがあります。
「おんねこ」は、シンプルな二頭身キャラが織りなすシュールギャグ。短いフォーマットながら、クセになるセリフ回しが光る一作です。
一方で「ゾンビハートビート」などは、青春×ゾンビという異色ジャンルで、人間関係のもつれや内面描写にも踏み込んでいます。
気持ち悪いと炎上
「おんねこ」の作者として人気があったらおん先生ですが、「なんか肌汚くない?」の元ネタである婚活漫画は気持ち悪いと炎上気味に…。
主人公のてっくは社会経験や恋愛経験がないため、かなり自己中心的で常に「選ぶ側」の視点で女性を見ています。
「肌汚くない?」以外にもバレンタインチョコの渡し方で、怒りの表情を浮かべています。
おんねこ作者の婚活漫画で一番好きなシーン、バレンタインチョコの渡し方が気に入らないからってキングクリムゾンみたいな表情する所。 pic.twitter.com/hQzqE0ETZ3
— 匿名希望 (@coconotsu) July 29, 2022
このようなキャラのせいかSNSの一部界隈からは気持ち悪いと言われ炎上していました。
ただ、多くの人はネタ漫画として面白がっているようです。
なんか肌汚くないの元ネタ:まとめ
「なんか肌汚くない」の元ネタを解説しました。
- 「なんか肌汚くない」の元ネタは漫画「最低男子力の底辺から這い上がる婚活日記」
- 回転寿司デートで女性の肌を見て心のなかで思ったシーン
- 表情がバトル漫画の主人公フェイスとして話題に
- コウウラキやポケモンのテラキオンに似てる
- 作者の和々寺らおん先生はおんねこで話題になった
- 一部で気持ち悪いと炎上した
おんねこ作者の漫画のワンシーンが元になったネットミームでした。