最近ネタツイとして流行っている「ごんお前だったのか」の元ネタは『ごんぎつね』です。
小学校の教科書に載っている有名な童話ですが、あらすじや結末セリフのその後はどうなっているのか解説します。
- ごんお前だったのかの元ネタ
- あらすじや結末
- ネタツイの初出は?
- なぜ流行った?
ごんお前だったのかの元ネタはごんぎつね!あらすじや結末
ゴン、お前だったのか
— ナツイ (@natsui_tanoshi) October 14, 2025
好きなアイドルのアイコンで他人を叩き続けるヤバいやつは pic.twitter.com/FJ4mR1PyDQ
「ごんお前だったのか」の元ネタやあらすじを解説します。
- 元ネタはごんぎつね
- あらすじや結末
元ネタはごんぎつね
「ごんお前だったのか」というセリフの元ネタは、童話作家・新美南吉が1932年に発表した短編『ごんぎつね』です。
小学校の国語の教科書に掲載されているので、読んだ記憶がある人も多いでしょう。
この物語はいたずら好きな小狐・ごんと、村人の兵十との悲しいすれ違いを描いた日本の名作童話なんですよ。
ごんは人間から嫌われる存在でありながらも兵十に密かに栗や魚を届けるという健気な行動を見せます。
しかし、その思いは伝わらず、兵十に誤解されて撃たれてしまうという切ない結末に向かうんです。
物語のラストで兵十が「ごんお前だったのか」とつぶやくシーンは、日本文学史の中でも屈指の名場面とされています。
この一言が、TwitterやSNSで真実に気づく瞬間や驚きのオチを表すネタツイとして使われるようになりました。
あらすじや結末
「ごんお前だったのか」の元ネタ『ごんぎつね』のあらすじを解説します。
ごんは森に住むいたずら好きの小さなキツネ。
ある日、ごんは村の青年・兵十(ひょうじゅう)が川で魚やウナギをとっているのを見つけます。
おもしろ半分でその魚を全部逃がしてしまうのですが、後にそれが兵十の具合が悪い母のためのごちそうだったことを知りました。
数日後、兵十の母親が亡くなりごんは自分の行いを深く後悔するのです。
それからごんは償いの気持ちで毎日のように、こっそり兵十の家に栗や松茸を届けるようになります。
兵十は「これは神様のおかげだ」と思い込み、ごんの存在には気づきません。
そしてある日ごんが家に栗を置きに行ったとき、兵十は「またイタズラをしにきた」と思い火縄銃を撃ってしまいます。
倒れたごんのそばには栗がきれいに並べられていて、兵十はごんがお詫びの気持ちで届けていたことに気づきました。
そして兵十が言った一言が、
「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」
引用:ごんぎつね全文
ごんは目を閉じたまま静かにうなずきます。兵十は力なく火縄銃を落とし、物語は静かに幕を閉じます。
この結末が「ごんお前だったのか」というフレーズの元ネタです。
ごんお前だったのかの元ネタはごんぎつね!流行った理由
名作童話の「ごんお前だったのか」がなぜネタツイとして流行ったのでしょうか?
- ネタツイの初出は?
- なぜ流行った
ネタツイの初出は?
『ごんお前だったのか』を使ったネタツイはいつ頃投稿され始めたのか初出を調査しました。
X(旧Twitter)では2015年頃からちょくちょく投稿されていましたが最もバズっているのは、コチラ。
「ごん、お前だったのか。いつも社内サーバーのメンテナンスをしてくれてたのは」
— 神谷 小夜 (@Kamiya_Sayo) March 24, 2015
派遣切りされたごんの座っていた机には、もう誰もいません。
エラー音とともに社内サーバーが停止しました。 #社畜童話
ごん、お前だったのか。いつも社内サーバーのメンテナンスをしてくれてたのは
この投稿は1.4万リツイートされています。
ごんぎつねが倒れているイラストを使った現在のネタツイが流行り始めたのは2025年10月からです。
ごん、お前だったのか
— アフリカ募金📛 (@tYcrU7WiL268523) October 11, 2025
昔の曲に「2025年も聴いてる人いる?」と書き込んでいたのは。 pic.twitter.com/g7eyPki4zR
「ごんお前だったのか」構文を派生させたネタも登場しています。
なぜ流行った
「ごんお前だったのか」が流行った理由のひとつは、誰でも簡単に使える汎用性の高さにあります。
日常のネタから冷笑系のネタまで幅広く使える万能ワードになっています。
ごんぎつねは小学校の教科書に載っているので、パロディの元ネタが認識されやすいのもウケる理由の一つでしょう。
小学生の読解問題に使われることが多いため、最後の解釈をめぐってネタツイ以外でもよく話題になります。
ごんお前だったのかの元ネタはごんぎつね!あらすじやその後:まとめ
ごんお前だったのかの元ネタ「ごんぎつね」について解説しました。
- 童話『ごんぎつね』の最後のセリフが元ネタ
- 小学校の国語教科書に載っているため多くの人に認知されている
- 2025年10月にイラストつきのネタツイが流行る
- 最後の解釈をめぐってよく話題になっている
ごんお前だったのかの元ネタは悲しい物語ですが、汎用性が高いセリフのため、ネタツイとしてよく使われています。